はじめに

はじめに

オンラインゲームのドラクエ10は従来のシリーズの戦闘とは違う点がいくつかあります。
日々のプレイの中で大体理解されている方も多いと思いますが、
この項目では、そこを説明するところからスタートしたいと思います。

「ターンの交代制ではない」という点

ドラクエ10では、これまでのドラクエの戦闘のように、
味方のターン・敵のターンのように、局面が明確に分かれていません。
目には見えませんが、
ターンのゲージが敵味方の個々に存在し、ゲージがたまることでそれぞれ行動が可能になる
というシステムになっています。(FFのATBバトルと言えばわかりやすいでしょうか)
そのため自分が行動しなければ敵も行動しない、ということはなく、
ターンゲージがたまれば敵モンスターは行動し、その後再びターンゲージがたまれば再度行動をしてきます。

敵味方が入り乱れて行動する戦闘の中で、1ターン1ターンを有効に使えるかどうか
これにより戦闘の難易度は上下します。

「戦闘中にキャラクターを動かせる」という点

従来のドラクエにおける戦闘とは、
味方の攻撃や呪文などのコマンドを入力し実行、敵は攻撃や呪文などのコマンドを選択し実行
という、「コマンドのやりとり」でのみ成立していました。
ところが、ドラクエ10では、戦闘中でもプレイヤーキャラクター(以下、PC)を動かせます。
そして敵モンスターも動き回り、こちらに対して行動してきます。
つまりコマンド入力だけでなく、
敵がどう動いてくるかを見ること、それに対応してPCをどのように動かすか
これが大切になってきます。

例)Aさんを攻撃しようと進んでくるスライムの前にBさんが接触して進路を妨げる。
  →スライムはAさんにたどり着けないため攻撃できず、こちらからのみ攻撃ができる。

上記は極端に簡略化した例ですが、このときにスライムの進路に立ち接触するBさんの行動が
「壁」や「相撲」と呼ばれる行為です。
そして実際はAさんを攻撃できなかったスライムは一定時間の経過後、
その時点で攻撃範囲にいたPCを選び、攻撃します。
これがターンエンド行動と呼ばれる種類の行動です。が、これらは後ほどそれぞれ述べていきます。

敵の進路を妨害(=行動を妨害)する以外に、
PCを動かすことで敵の攻撃を回避できるというのも、PCを動かせる利点の一つです。

「一緒にパーティを組む相手がいる」という点

オンラインゲームである以上は当り前な点ですね。
ただ、長年オフラインゲームとしてシリーズを重ねてきたドラクエにとって、これは過去作と大きく違う点です。
前作ドラクエ9をマルチプレイで遊んだ経験があるならば別ですが、
これまでのドラクエの戦闘とは、
「敵がこういう行動をしてきたので、それに対して自分はこう動く」
といった感じで敵モンスター1人のプレイヤーの意思のやりとりで戦闘が成り立っていました。
ですがドラクエ10では他のプレイヤーとパーティ(以下、PT)を組むことが可能で、
自分のキャラクターはそのパーティのメンバーの一人に過ぎません。
それはつまり戦闘が、
敵モンスター複数のプレイヤーの意思が絡んで成立する形に変化するということです。
それゆえに、敵の行動を見るだけではなく、
PTメンバーが自分に何をして欲しい(或いはして欲しくない)と望んでいるだろうか
と考えたり、
PTメンバーの行動を見ながら、自分の取る行動を判断する
といった感じの、他者の存在を意識する感覚を持つことも大切だったりします。
とはいいつつも慣れないうちは自分のことで手一杯だとは思います。
が、少しずつ、少しずつでも周りを見るようにすると、
それは、自分が何をしたら良いかを判断する手助けとなっていきます。



  • 最終更新:2017-11-30 02:29:07

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